会長挨拶

このたび第21回日本褥瘡学会近畿地方会学術集会会長を拝命し、令和6年3月3日（日）に、京都産業会館ホールおよび京都経済センターにおきまして、学術集会を開催させていただく運びとなりました。先ずは、私どもにこのような貴重な機会を与えてくださいました会員ならびに関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

超高齢社会を目前にし、褥瘡の形態、予防や管理など様々な変化がみられるようになっており、2025年問題への対応の必要性を実感されておられるではないかと思います。
そこで今回のテーマを「もうすぐ2025年！どうなる褥瘡？どうする褥瘡？」と題し、2025年超高齢社会での褥瘡患者や管理はどのように変化していくのか？残された課題は何なのか？この先何が必要となるのか？などについて皆様と考える機会を持ちたいと考えております。特別講演では、判澤恵先生から褥瘡管理の昔と今をテーマにして、これまでの褥瘡管理の変遷をお話しいただきます。その他、シンポジウム１では褥瘡管理を担う特定看護師の活動の成果と課題について、シンポジウム２では地域包括システムの中で褥瘡管理を実際に担っている医療者の方々と褥瘡管理における病院と在宅との連携や、2025年を迎えるにあたって在宅褥瘡管理の現状と課題についてディスカッションを行う機会を設けております。是非とも、多方面から自由闊達な意見交換を行っていただければ幸いです。

新型コロナウイルス感染症も落ち着きをみせつつあります。久しぶりにお互いに顔を合わせ、生の声を届け合えるよう現地のみでの開催を予定しております。会場は、京都市営地下鉄四条駅や阪急電鉄烏丸駅の改札口から地下道で直結する非常にアクセスのよい施設です。本会が参加者の皆様にとって有意義なものとなるよう、鋭意準備を進めて参ります。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

令和5年8月吉日